成功談のご紹介
Hollister 失禁ケアは患者様のことを第一に考え、生きる力を育むサポートに尽力いたします。ユーザー主導型の研究開発を出発点とし、技術的発展という長年にわたる習わしに加え、自立した生活を取り戻して維持するための品質の高いヘルスケア製品の重要性を理解している献身的で専門的な知識を有する専門家たちが一体となって取り組んでいます。これからご紹介するお客様の声は、生活に関与する製品利用者、介護者、臨床医といった Hollister 失禁ケア コミュニティのメンバーから実際に寄せられたものです。ここで紹介する人の興味をそそるような体験談では、患者様第一という当社の指針を示しています。
マリア・テレサ・ガジェゴ・エルグエタ、スペイン
8 歳のミリアム・ミンジュンは、鮮やかな色調の上に絵筆を重ねた後、母親のポートレートを描くための絵の具を選んでいます。明るい色を塗り重ねます。可愛らしく、幸せそうな顔。友達からはマイテと呼ばれている彼女の母のマリア テレサが微笑みながら見守っています。愛と喜びで目は光り輝いています。そんな母親もお構いなしに、ミリアム・ミンジュンはお絵かきに没頭しています。
これは、スペインの首都マドリードの郊外での 1 シーンです。母娘の最高のスナップショットです。充実した、幸せな、かつ平和な 2 人の暮らしを映し出しています。
「私たちの暮らしはごく普通」だとマイテは言います。「私は仕事を持つ他の母親たちと変わりません。朝は私がミリアム・ミンジュンの身支度を手伝い、夫が学校へ送っていきます。それから自分の身支度をします。1 日の終わりには、通常は私がミリアムを学校またはクラブへ迎えに行きます。ミリアムはピアノを弾き、ダンスを楽しんで、パデルもプレーしています。パデルは、スペインと南米で人気の屋外でやるスカッシュのようなスポーツです。」
ミリアム・ミンジュンの人生は、まったく違っていたかもしれません。マイテとペポは、ミリアムが生後 14 か月のときに中国の児童養護施設から彼女を養子として引き取りました。それは感情的な時期でした。「煩雑な手続きがある 2 年間の妊娠期間を経験したようなものでした」とマイテは振り返ります。「電話がかかってきたとき、私は涙しました。中国政府から許可が下りたのです。やりました!」
その日がついにやってきて、家族として 3 人で戻って来られるよう準備万端で夫婦は中国へ旅立ちました。江西省の南昌で初めて娘に会いました。そこで娘と一緒に 1 週間過ごしたあと、1 週間を北京で過ごしました。北京では手続きに必要な書類に記入して、スペイン大使館を訪問し、天安門広場、万里の長城、紫禁城、天壇などの観光も日程に組み込みました。
「ミリアム・ミンジュンと出会えたことは素晴らしいことでした。私たちはすぐに彼女のとりこになりました」とマイテは語ります。「彼女は私たちにとって特別でしたが、もちろん、彼女の方は私たちが彼女にとって特別であることを知る由もありませんでした。彼女は少しずつ私たちに慣れ親しんでいきました。最初は、夜よく目を覚ましました。抱きしめて落ち着かせると、満足そうなため息をついて、また眠りに落ちるのでした。」
「ミリアムはさまざまな面でミンジュンという名前のとおりの素晴らしい子です。ミンジュンとは「主権」と「知性」を意味します。私が毎朝起きるのは、彼女がいてくれるからです。痛みがあったり、気分が悪かったりしても、私は朝起きて娘の身支度、朝食、学校の準備を手伝う必要があります。でも、これを面倒なことだとは思いません。私は母親でいることが大好きなのです。ミリアム・ミンジュンは面白い子で、毎日私を笑わせてくれます。」
「外に出かけたときに、車椅子用のスロープ、バリアフリー縁石、車椅子用のお手洗いなどを探していると、彼女はいつも先に走っていきます。スロープを登ったり、でこぼこしたところを越えたりするときなど、私にとって大変なときには彼女が押して助けてくれます。舗道や道路を誰かがふさいでいたりすると、移動するようにミリアム・ミンジュンが頼んでくれます。「お母さんが車椅子で通れないよ」と相手に言ってくれるのです。」
母娘は似ています。マイテの仕事もまた、他の人を助けるものなのです。ボランティアの彼女は、マドリードの街を脊髄損傷患者がより利用しやすくするために活動する慈善団体 Aspaym Madrid (マドリード地域脊髄損傷患者協会) の副会長を務めています。彼女は Aspaym の「Vocalia de la Mujer」委員会の代表でもあります。この役割において、彼女は平等な待遇と機会の原則の施行を目指しています。特に、女性の脊髄損傷患者または重度の身体障害者に対する差別の廃止を訴えています。
仕事には戦略的な目標がありますが、彼女が最も力を入れているプロジェクトのいくつかは、患者が脊髄損傷を抱えた毎日の生活に慣れるのをサポートするものです。彼女は次のように説明しています。「患者の家に行き、生活をより快適にするためにできることを伝えます。映画を観に行く方法、車の乗り降り、買い物の仕方、家をよりバリアフリーにする方法などを教えています。」
「私自身、車椅子を使い始めなければならなかったとき、何のサポートも受けませんでした。どれほど大変な調整であるかよくわかっているので、他の人を助けることができることを嬉しく思っています。メンタリング スキームでは、年齢、趣味、性別が似たチューターと学生を組み合わせます。大抵の場合は相性が良いので、私はいつも新しい友人を見つけています。」
マイテの率直な話し方は魅力的です。日常の暮らしについて話したときは、肩をすくめながら家事は嫌いだと認めます。「私はマリアナという清掃婦さんを雇っています。週に 2 回来てくれるのですが、彼女のことをとっても気に入っています。彼女は素晴らしい人で、私の暮らしにプラスの影響を与えてくれるので、私は彼女のことをサンタ マリアナと呼んでいます」とマイテは笑います。
ミリアム・ミンジュンも、母親とよく似た暮らしに対する率直な態度を見せます。あるときミリアムは、学校で先生の 1 人から普通とは違う母親を持つことは大変かどうかと尋ねられました。質問に戸惑ったミリアム・ミンジュンは、こう答えました。「でも、私のお母さんは普通の人と変わりません。お母さんはお母さんだから。」
