消化器系の働きとイレオストミー(回腸ストーマ)造設についていくつか把握しておくべき重要なポイントがあります。ここでは、イレオストミー(回腸ストーマ)造設手術について重要なポイントを紹介します。
これからイレオストミー(回腸ストーマ)造設手術を受けられる方は、造設後、体内で飲食物がどのように消化されるのか、また回腸ストーマがどのように造設されるのか色々疑問に思っていらっしゃると思います。ここでは、消化器系、イレオストミー(回腸ストーマ)造設術、イレオストミー(回腸ストーマ)造設後についてわかりやすく説明します。
胃腸のことを学びましょう
食べ物や飲み物を摂取すると胃腸が働きます。
飲食物は食道を通過し胃に流れ込みます。そこから、胃の中の酵素が飲食物を分解し液状になり、その後小腸に運ばれます。小腸(回腸とも呼ばれます)の長さは、約6mです。消化はほとんどここで行われます。飲食物の栄養素である、たんぱく質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミンはすべてここで吸収されます。吸収されなかったものは、液状の老廃物または便として大腸に運ばれます。
結腸は、それぞれ上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸と呼ばれる4つの部分で構成されています。結腸の長さは、合計で約1.5~1.8mあり、便から水分を吸収します。排便するまで便をためておく場所も結腸です。
イレオストミー(回腸ストーマ)造設について学びましょう
回腸ストーマは、腹部から小腸(回腸)までをつなげるために外科的につくられた開放口です。 造設時は小腸及び大腸(結腸)の一部が切除またはバイパス手術がなされます。
回腸ストーマは、外科医師が小腸の一部を腹壁に引き上げ造設されます。そうしてつくられた新しい開放口をストーマと呼びます。
ここでは回腸ストーマについていくつかのポイントを紹介します。
回腸ストーマは造設理由により、一時的なものか永久的ものかに分かれます。永久的なイレオストミー(回腸ストーマ)造設の代替手段として、回腸人工肛門閉鎖術または回腸肛門吻合術 という外科手術があります。結腸を摘出した後小腸を使って回腸嚢を作ります。これを骨盤に配置して肛門とつなげます。回腸嚢で体調がよくなっても、一時的にイレオストミー(回腸ストーマ)造設が必要になることがしばしばあります。
ここまでで消化器系の働きとイレオストミー(回腸ストーマ)造設術の基礎についての説明は終わりです。ストーマ装具について知っておくべきことを詳しく見ていきましょう。
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