運動、食事、水分補給について:やっていいこと・悪いこと

ストーマ造設手術後、健康づくりに取り組むことは重要なことです。ただし、必要な栄養と水分量は変化していることを忘れないでください。ここでは「やっていいこと・悪いこと」を以下についてご紹介します。

Exercise and Diet - Hydration Do's and Don'ts

オストメイトの運動や食生活について。

ストーマ造設手術から回復し, 日常生活に慣れてくると、どのような食事が自分にとって最適なのかがわかるようになります。私たちが口にするものは私たちの身体を作るものであり、それはストーマがあっても同じです。運動をする場合は、さらに栄養面も考慮する必要があります。

健全で活動的な生活を送り続けるために「やってよいこと・悪いこと」は以下の通りです。

やってよいこと: 一般的なトラブルを予防する。ストーマ造設後は下痢や便秘などのトラブルがよく見られますコロストミー(結腸ストーマ)、イレオストミー(回腸ストーマ)の方は、基本的に食べ物に制限はありませんが最初は十分に注意し、消化不良を避けるためによく噛んで食べてください。身体の状態に注意し、 摂取すべき物と避けるべき物を把握します。

悪いこと: 必要な栄養量は変わっていないと思い込む。すべての食物にはカロリーという形でエネルギーが含まれています。必要なカロリーは、身体活動と新陳代謝率によって決まります。治癒段階の初期には、良質な細胞と筋肉の修復のためにたんぱく質から多くのカロリーを摂取する必要がある場合があります。 栄養士の方に相談すると、食事や栄養に関するアドバイスをもらうことが出来ます。

やってよいこと: 体重に注意する。さまざまな食材を使った栄養価の高い食事を適切な量摂ることは、健康の維持に役立ちます。ビタミンの栄養補助食品も、最適な栄養の摂取に役立つ可能性があります。健康は、理想的なバランスの食事と運動によって得られることを忘れないでください。

悪いこと: 水分不足を無視する。ストーマ、特にイレオストミー(回腸ストーマ)を造設すると、脱水症状になりやすくなります。水分制限を指示されていない限り、十分な水分を摂取してください。気温が高い時の運動は特に気を付けましょう。

やってよいこと: 脱水症状になったらすばやく対処する。多くのドラッグストアーで購入できる経口補水液などの、スポーツ ドリンクが有効です。終日透明または淡黄色の尿が排出されるまでされるようになるまで、このような補水液を摂取してください。